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四国山系と瀬戸内海に挟まれ、自然豊かな景勝地に恵まれた新居浜市ですが、
一方で明治期以降の日本の近代化に貢献した産業遺産が随所に残るユニークな街でもあります。
市内には、世界に繋がる別子銅山開発の歴史を詳細に学ぶことのできる資料館が各所に点在しています。
街そのものが産業遺産のような、貴重な宝に満ちた街でありながら、案外知らない人も多いのでは?
ここでは、世界に誇ることのできる新居浜の産業遺産関連資料館(私が実際に訪れた場所を中心に)
やお気に入りの店などを少しづつご紹介していきます。


旧広瀬邸
01
別子銅山の近代化によって日本の近代産業の発展に大きく貢献し、住友グループの礎をつくった広瀬宰平の旧邸と庭園。
邸宅は、平成15年に国の重要文化財に、庭園は、平成30年に国の名勝に指定されています。
広大な敷地内には展示館「広瀬歴史記念館」があり、広瀬宰平の足跡をたどりながら、産業と共に発展していった我が国の近代化の歴史の一端を学ぶことができます。
(大人550円 18歳未満及び大学生無料)
JR新居浜駅から車(タクシー)で約12分

02
別子銅山記念館
別子銅山開坑以来の歴史や地質鉱床、鉱山に関わった人々の生活風俗や技術などの資料が展示されている見ごたえのある資料館。
山肌に溶け込んだユニークな建築の屋根には、別子銅山開坑許可がおりた5月にちなんだサツキが1万本も植えられています。(無料)
JR新居浜駅から車(タクシー)で約11分 旧広瀬邸からは約6分
マイントピア別子
端出場ゾーン
03
端出場は、明治26年(1893)の別子鉱山下部鉄道の始発駅として発展し、昭和5年(1930)から昭和48年(1973)の閉山まで採鉱本部が置かれたエリア。
旧端出場水力発電所や端出場鉄橋、第四通洞など貴重な産業遺産が残っています。
端出場から車で約30分の東平ゾーンまでは、地元の観光ガイドが同行する観光バス(マイクロバス)が出ています。
●東平ツアー<要予約>
マイントピア別子
0897‐43‐1801
1日2便/11時発 13時発
大人1500円
3歳以上小学生まで900円
●マイントピア別子
JR新居浜駅から車(タクシー)で約16分 別子銅山記念館からは約6分
※写真は旧端出場水力発電所。館内見学無料。耐震補強や補修がなされ見ごたえのある空間として蘇っています。

東平ゾーンと
東平歴史資料館
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標高750mの山中に位置する東平。最盛期には約5000人余りの銅山関係者とその家族が住んでいました。
昭和43年の東平抗閉抗により無人となりましたが、現在でも往時を偲ばせる様々な痕跡が残っています。
東洋のマチュピチュと呼ばれる貯鉱庫跡・選鉱場跡もその一つ。
「東平歴史資料館」では、東平での暮らしぶりや銅山開坑に関わった人々の様々な場面の写真や資料が展示されています。
●東平歴史資料館(無料)
マイントピア別子から車で約30分
途中の道は狭い場所も多い山道です。


日暮別邸記念館
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新居浜から瀬戸内海の沖合約20㎞の四阪島に、四阪島精錬所が操業した翌年の明治39年に、住友家の別邸として建設された洋館。
筑後110年余の年月を経て、平成30年四阪島を遠望できる新居浜市内に移築されました。
煙害克服の歴史を伝える資料館として一般公開されています。(無料)
JR新居浜駅から車で約12分

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豆柴(豆腐販売店)さんと敷地前を流れる湧水
豊かな風味の国産大豆、大豆の甘味を引き立てる沖縄産天然にがり、「平成の名水100選」に選ばれたつづら渕に隣接した敷地内の湧水、いい素材を使って丁寧に作られる豆柴さんのお豆腐。
ちょうどいい触感とうまみの濃いおぼろ豆腐が今のお気に入りですが、定番の木綿豆腐や絹こし豆腐も試してみたいな。
冷凍保存のできる「おから」もおすすめです。
宿からは車で約8分。